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カトランのVC本部であるカメヤグローバル株式会社は、不動産仲介、住宅分譲業として1960年に(株)亀屋として創業された。1982年に亀屋ホームで注文住宅事業を開始し、1995年納得住宅「カトラン」の開発とともに、カトランのVC事業を始めた。 カトランの開発のきっかけとなったのは、1994年の細川内閣による日米住宅価格差を解消するためのアクションプログラムである。2000年までに住宅価格を1992年水準の2/3にするといったものであった。 コストを下げるためカトランは、7つのムダを無くすようにしている。①合理設計でムダをなくす(建物の重量が均等に分散する合理的なコア構造を採用し、構造的な無理とムダを省き、高耐震性と高耐久性を実現)。②材料のムダをなくす工法(メーターモジュールを採用し材料ロスをなくす)。 ③つくりやすさを考えた建物(プレカット加工で精度と生産性を高め、乾式工法で職種の減少と工期の短縮を図る)。④施工中のムダな時間を排除(標準化した工程スケジュールと施工マニュアルで工期を短縮)。⑤ムダのないシステムによる営業経費の削減(標準仕様でのモデルハウスと多くの標準プランを用意し、コンピューターによるプランと見積り作成で合理的な営業を実現)。 ⑥建築資材を直接購入(資材メーカーとの提携でスケールメリットを生かし、中間マージンや諸経費のカットで安価な購入を実現)。⑦直接施工を行なうことが原則(材工一式の下請け発注や坪単価による材工発注システムをやめ、材工分離し熟練工に単純作業をさせないようにしている)。 カトランVCは、本部自身も地域密着型のビルダーで本部直営店が実践したノウハウを、加盟店にフィードバックしているので、加盟店は開発費をかけることなく、本部で検証された競争力のある最先端の商品が入手できることを売りにしている。 加盟店に対する本部の指導には、加盟直後の導入研修、販売知識や営業手法などの基礎研修、営業専門研修、工務設計研修などがあり、さらに実態に即した参加費無料の年25回の研修プログラムも用意されている。 加盟店が支払うのは月々30万円の固定ロイヤリティーと、10万円の広告宣伝費の合計40万円のみで、販売棟数に応じたロイヤリティーは不要となっている。販売棟数にもよるがアイフルホームなど住宅FCに比べ、ロイヤリティーは1/3ほどになっている。 またFCと違って加盟店のオリジナル商品と、カトランの併売が可能で、さらにカトランの構造躯体を利用して地域性を活かした加盟店のオリジナル商品を作ることができる。 主要資材はスケールメリットを活かして、本部が各メーカーと交渉し、カトラン協定価格を設定し、さらに実績に応じ加盟店がメーカーと直接交渉し更に安く購入することもできる。
by thirdage
| 2012-06-07 09:01
| VC
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