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最初の住宅FCは、1982年岡山県の(株)ジャパンアイディアホームが、メーターモジュール住宅「セレクトア」を開発し、全国規模に総代理店、代理店制度によるFC組織を展開したのが始まりである。しかし1986年(株)ジャパンシステムセンターを設立し、ツーバーフォー工法などの部材流通を主としたVCにビジネスを変えている。 さらに1983年には、カナディアンホームがローコスト2×4工法によるFCを始めたが、チェーン本部の倒産により解散している。 1984年には(株)トステムの系列会社である(株)アイフルホームテクノロジーが、メーターモジュールによるローコスト住宅のFCを始めている。2002年度の加盟店は276社ほどで5260棟となっているが、加盟店数はその後減少してきている。 1985年には南富士産業(株)が全国HLC(ハルク)会を結成し、八角形住宅を中心にFC事業を始めているが、加盟店は現在6社となっている。 わが国で木造住宅の構造材のプレカットが始まったのは1976年からであるが、一条工務店は1980年、浜松市に本格的なプレカット工場を稼動させた。いわばプレカットのパイオニアであると言える一条工務店は、このプレカットシステムによるコストダウンを図った住宅のFCを1986年に始めている。加盟企業はGC(グループカンパニー)と呼ばれ、現在13社で東北から九州までカバーしている。 さらに1986年、(株)サンタ通商が、北米型輸入住宅のFCであるメープルホームズを展開し、現在は北海道から九州まで26社が加盟している。また前橋市のフォレストホームジャパン(株)が、1988年に同様にアメリカの住宅会社の商品を輸入するFCを始めているが、現在は業務を中止している。1988年は1ドル120円と1980年代でもっとも円高の時期であった。 1989年インポートハウジンググループが、アッパークラスの輸入住宅(木造洋館)FCをやはり始めているが、こちらもすでに撤退している。為替変動の影響をそのまま受けてしまう輸入住宅のFCは、なかなか難しい。 また1989年には、新しい工法を用いた3つの住宅FCが生まれている。まず山形市の(株)シェルターホームが、ドリフトピンを用いた木造軸組金物を使ったKES構法による、KESシステムのFCを始めている。秋田から鹿児島まで現在57社が加盟している。 さらに札幌市の(株)土屋ホームが建設省による「いえづくり85プロジェクト」の成果をもとにトップハウジングシステムを設立、オリジナル金物を活用した集成材+外断熱のトップ工法での住宅FCを始めている。 またトステム系のGLホームは、2×4をパネル化したフルパネルコンポーネントシステムを使った住宅FCを始め、現在宮城県から京都府まで29社が加盟している。
by thirdage
| 2012-06-06 20:33
| FC
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